Hello world.


 

『Hello world.』 

って、定型文句だけどなんか景気が良くて好き。

生まれたて感があるよね。

この度自分のサイトになる場所をつくるにあたって、ワードプレスの投稿サンプルのタイトルがこれだった。
(その後、しくじって記事ごと飛んだので今書き直しているところ)


「こんにちは世界」。

同時に、なんだか私はそこに絶望の匂いを感じる。


こんにちは世界ってことは、世界に対峙しているわけで。


それは好意的とかそうでないとかって話じゃなくて、ただ世界というものが自分とはべつのものとして在る、そういうことに気が付いて膝が抜け落ちるような。

生きづらいとか疎遠であるとかってネガティブな話でもなく、ただ「世界がある」ということを唐突に知覚したことを思い出す。


私自身の記憶でいえばそれは思春期で、もっと言えば高校生の時。

何を考えていたわけでもなかったのに、唐突に知覚した。
朝、駅から学校に向かって歩いていただけだったのに。
うねるような、学生の流れの中を歩いていて、ふと私はそこに落ちていた。

それがあまりにもきれいにすとんと落ちてしまったので、そこから出てくるまで1週間くらいかかった記憶がある。


あの時、あの頃。

20年くらい経った今でもうまく言語化できないそのこと。

そういうものが小説の中に流れているんだろうな。たぶんそう。


悲しいことなんて何もないけれど、どうにもできない無力感、だろうか。


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